私も伊藤咲子は結構好きでして、「ひまわり娘」はネットで落として聴いていたりしました。
「ひまわり娘」は十年ほど前、(確か)大和証券のCMソングで使われていましたが、その時も彼女の透明感のある歌声に感動を覚えたものでした。
さて、今回メロオさんのサイトで紹介されていたYOU TUBEでの「乙女のワルツ」を見まして、改めてこの曲の凄みを感じました。
「ひまわり娘」とは違う、哀愁感を漂わす彼女の歌声。
♪ 好きと言えばいいのに いつもいえぬままに ♪
切れ切れと、ほんの少しだけ遅れて歌い、恋の切なさを表現するなんて、とても素人では歌えませんよ。
「ひまわり娘」は直球ストレートに歌えばいいと思いますが、微妙に変化球の歌い方は彼女の歌唱力の高さを物語っています。
それに、なによりイントロから昔の映画音楽かと思わせるような、オケ&コーラス。
最初に盛り上げて、切ない歌部分に入っていきます。
そして最後もオケで盛り上げフィナーレを迎えます。
3分半のこの曲の中で、一本の映画を見ることが出来るような曲の構成。
そういえば、伊藤咲子ってこの二曲以外にも「君かわいいね」「木枯らしの二人」など結構ヒット曲があったのですね。
その割には現在、彼女の評価は低いのではないのでしょうか。
少なくとも「乙女のワルツ」は後世に残したい一曲です。